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肥満に伴う痛風(高尿酸血症)の原因と改善メカニズム

肥満が痛風の原因とは限りません。
しかし
太って尿酸値が高くなった場合は
肥満が痛風の大きな原因です。

さらに
体重の増加とともに尿酸値が悪化した
体重の増加とともに痛風発作の頻度が上がった場合
肥満が最大の要因であることは疑う余地はありません。

治療のために薬を服用ことは大切です。
肥満が原因の痛風は
減量することはもっと大切です。
肥満が原因の痛風は体重増加に比例して痛みと発作の頻度は悪化します。

なぜ肥満が痛風と合併しやすいか

なぜ減量する(やせる)と痛風が改善するか

私たちの体内では、常に尿酸が作られ排泄されることにより
体内に一定以上たまらない仕組みになっています。
(尿酸の排泄には限界が有ります。)

 体内で作られる尿酸は
食べ物から1日 100mg
老化した細胞の処理の過程で1日 500mg
 合計 1日 600mgの尿酸が作られます。

当たり前のことですが
食べ物の量が増えれば、食事由来の尿酸合成が増えます。

太ることにより体内の細胞が増えると、処理する細胞も増えるため
細胞処理の過程で合成される尿酸が増えるわけです。
尿酸の排泄には限界があるので合成量が排泄能力を超えたときに
尿酸が血液中に残ってしまい痛風になるのです。

食事療法により食事由来の尿酸合成を減らし
減量により体内細胞を減らせば
細胞処理由来の尿酸合成が減少し、尿酸値が下がります。

 正常な方の体内で作られる尿酸は
食べ物から1日 100mg
老化した細胞の処理の過程で1日 500mg
 つくられる事から考えると
 細胞処理による尿酸合成は、食べ物由来の尿酸合成の5倍量になります。

プリン体を多く含む食品を気にするより
体重を減らすことのほうが重要であることもわかりますね。

痛風を気にして
プリン体含有量の少ない食品の食べすぎは
改善どころか
痛風を悪化させてしまうことに気がついて下さい。

痛風を改善する為にお薬を増やしますか?

 それとも

体重を減らしますか?


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