肥満に伴う下肢静脈瘤の原因と改善メカニズム
肥満が下肢静脈瘤の原因とは限りません。
しかし
太って足の血管がボコボコしてきた場合は
肥満が下肢静脈瘤の大きな原因です。
さらに
体重の増加とともにボコボコの数が増えたり
大樹の増加とともにボコボコが大きくなった場合は
肥満が最大の要因であることは疑う余地はありません。
治療のために
血管内レーザー治療・ストリッピング手術を行う事は大切です。
肥満が原因の下肢静脈瘤は
減量することはもっと大切です。
肥満が原因の下肢静脈瘤は体重増加に比例して
ボコボコの数や大きさは悪化します。
なぜ肥満が下肢静脈瘤と合併しやすいか
なぜ減量する(やせる)と下肢静脈瘤が改善するか
下肢静脈血は筋肉の収縮の力を借りて心臓へ戻るので
活動量の低下や肥満による歩行困難により
心臓へ戻る血液は少なくなります。
内臓脂肪が増えると腹腔内圧が上昇するため
下肢静脈から心臓へ戻るスピードが低下
下肢静脈から心臓へ戻る血液量が低下します。
減量により
活動量の増加・歩行困難の改善により
下肢筋肉の収縮の頻度が増せば
心臓へ戻る血液量は増えます。
減量により
●内臓脂肪が減少すると腹腔内圧が減少し
●下肢静脈から心臓へ戻るスピードが改善
●下肢静脈から心臓へ戻る血液量が増加して
●下肢静脈の血液量が減少するため
●下肢静脈のボコボコの数が減少
●下肢静脈のボコボコの大きさが小さくなります。