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肥満に伴う脂質異常・高脂血症の原因と改善メカニズム

肥満が高脂血症の原因とは限りませんが
太って中性脂肪(TG:トリグリセリド)が高くなった場合
肥満が高脂血症の大きな原因です。

さらに
体重の増加とともに中性脂肪が悪化した場合は
肥満が最大の要因であることは疑う余地はありません。

治療のために薬を服用ことは大切です。
肥満が原因の高脂血症は
減量することはもっと大切です。
肥満が原因の高脂血症は体重に比例して中性脂肪は高くなります。

なぜ肥満が高脂血症と合併しやすいか

なぜ減量する(やせる)と中性脂肪が改善するか

中性脂肪(TG:トリグリセリド)は遊離脂肪酸を材料に肝臓で合成されます。
内臓脂肪は皮下脂肪に比べて脂肪分解能が高く
内臓脂肪型肥満では肝臓に流入する遊離脂肪酸の量が著しく増加します。
肝臓は流入した遊離脂肪酸の数に応じて中性脂肪を合成します。

遊離脂肪酸は、中性脂肪(TG:トリグリセリド)の代謝酵素である
リポ蛋白リパーゼの働きを阻害します。

内臓脂肪から大量に分泌される遊離脂肪酸により
中性脂肪代謝酵素であるリポ蛋白リパーゼの働きを邪魔されれば
●中性脂肪の代謝が阻害され
●中性脂肪の血中濃度はさらに上がります。

減量により内臓脂肪を減らせば
●中性脂肪の材料である遊離脂肪酸の量が減り
●中性脂肪は減少します。

減量により内臓脂肪を減らせば
●中性脂肪代謝酵素(リポ蛋白リパーゼ)を阻害する遊離脂肪酸の量が減り
●中性脂肪代謝酵素の活性が上がり
●中性脂肪を代謝することにより
●中性脂肪はエネルギーとして使われ減少します。

高脂血症を改善する為にお薬を増やしますか?

それとも

体重を減らしますか?

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